過去のMASコンペ
MASカンファレンス2020(第20回記念MASコンペティション)
2020年3月
株式会社構造計画研究所
ご挨拶
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたびは、MASカンファレンス2020(第20回記念MASコンペティション)の開催を企画しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の情勢に鑑みまして、 ご来場者様をはじめとする関係各位の健康と安全を第一に協議しました結果、 MASカンファレンス2020を中止することにいたしました。
ご来場を予定されていた皆さまには大変ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫びを申し上げます。
何卒、ご理解とご了承賜りますようお願いいたします。
本カンファレンスは、MASの可能性や今後の展望について議論することを目的に下記の通り開催予定でした。
また、イベントは中止となりましたが、コンペティションでの発表者と審査員を対象に、希望者によるWeb上でのオンライン発表会を行いました。
オンライン発表会の取り組みと発表資料の一部につきましては本サイトにて公開いたしております。
日程・会場
日程: 2020年3月6日(金) 9:30~18:00
会場: 六本木アカデミーヒルズ
https://forum.academyhills.com/roppongi/
開催スケジュール
コンペティション
コンペティションではMASのモデルについて、参加者の方々による27件の発表を予定しておりました。
本年度の発表は全てフラッシュトーク・ポスター発表形式によるものとし、下記の2部門に分けて募集いたしました(募集要項)。
・部門1:研究・実務への応用成果
・部門2:萌芽的プロジェクト/独創的な利用
イベントの中止を踏まえて本年度は審査を行わず、希望者へは審査員よりコメントのフィードバックをお返ししています。
また、試験的な試みとしてWeb上での発表会を行いました。発表会の取り組みについてはこちらからご覧ください。
予定していた発表リストと発表資料の一部を下記の表に掲載しています。
発表タイトル | 発表者 |
部門1:研究・実務への応用成果 | |
愛知県立大学 情報科学部 兵藤 悠也 |
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愛知県立大学 情報科学部 大藤 哲平 |
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お茶の水女子大学 人間文化創成科学研究科 堀之内 あゆ |
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お茶の水女子大学 理学部 八巻 澄奈 |
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お茶の水女子大学 理学部 内橋 夏実 |
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京都大学 農学部 田中 初 |
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九州工業大学 情報工学部 村上 嵩大 |
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東京工業大学 環境・社会理工学院 余 振海 |
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空閑地の利活用実態に基づいたマルチエージェントシミュレーションによる土地利用 の動態分析 |
早稲田大学 創造理工学部 左右田 敢太 |
部門2:萌芽的プロジェクト/独創的な利用 | |
新科目「情報Ⅰ」を見据えた「モデル化とシミュレーション」の授業実践報告 ~artisocを用いて~ |
神奈川県立柏陽高等学校/東海大学 間辺 広樹 |
早稲田大学本庄高等学院 橋本 和磨 |
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ネットは社会を分断しないか? |
千葉商科大学 商経学部 宮山 大輝, 胸組 恒星, 宗形 梨乃 |
福岡女子大学 国際文理学部 池田 彩華 |
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福岡女子大学 国際文理学部 篠崎 宙海 |
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福岡女子大学 国際文理学部 眞子 詩歩 |
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福岡女子大学 国際文理学部 日高 朱理 |
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福岡女子大学 国際文理学部 廣光 佑香 |
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「賑わいの科学」を目指す歩行者エージェントシミュレーション |
名古屋工業大学 創造工学教育課程 阿部 宥太郎,小林 蓮太朗,田上 源士 |
産業技術大学院大学 創造技術専攻 蔡 詩傑 |
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沖電気工業株式会社 樋田 愛 |
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文理融合型ジョイントPBL授業における文化相転移に関するシミュレーション応用の事例 |
同志社大学 文化情報学部 原 尚幸, 津村 宏臣 |
同志社大学 文化情報学部 星加 美友,松永 美海,髙倉 秀介,中江 菜々子,増田 愛子,杉田 理緒,銭谷 優希 |
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同志社大学 文化情報学部 西村 舞花,田中 佳穂,西野 祐輝,中島 悠太 |
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同志社大学 文化情報学部 安藤 友紀,長谷川 雅起,長嶋 唯,松田 周也,室田 浩美 |
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同志社大学 文化情報学部 安廣 花鈴, 山口 朔楽, 谷本 賢太郎 |
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同志社大学 文化情報学部 山畠 一晃,山﨑 渚紗,杉江 真由,西本 悠馬 |
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同志社大学 文化情報学部 戎 達也, 森 達平, 永冨 美里, 林田 悠太 |
審査委員長
和泉 潔 氏(東京大学大学院 工学系研究科 教授)
審査委員(五十音順)
秋山 英三 氏(筑波大学 システム情報系 教授)
稲水 伸行 氏(東京大学大学院 経済学研究科 准教授)
兼田 敏之 氏(名古屋工業大学 工学研究科 教授)
倉橋 節也 氏(筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 教授)
鈴木 一敏 氏(上智大学 総合グローバル学部 教授)
生天目 章 氏(防衛大学校 名誉教授)
水野 誠 氏(明治大学 商学部 教授)
招待講演
基調講演:
Social Physics: Data-Driven Analysis and Computational Modelling of Human Social Connectome
[講演概要]
ネットワークの理論を応用した大規模なデータ分析とコンピュータモデリングにより、今後の社会制度の設計のために重要な社会的構造についての知見を得ることができる。
本講演では、携帯電話データを用いた分析により、人々の社会行動のパターンや人間関係のダイナミクス、季節・地理的条件がそれらに与える影響、様々なスケールの社会ネットワークが形成されるメカニズムなどを明らかにした研究事例について紹介する。
※講演は英語ですが、通訳が入ります。
Kimmo Kaski 氏
Aalto University School of Science(フィンランド) 計算科学科 教授、The Alan Turing Institute 客員研究員などを務める。
研究分野は物理、経済、社会・情報システムにおける複雑系、社会ネットワークに着目した計算社会科学。
Kimmo Kaski 氏のページ
招待講演1:都市防災とシミュレーション
[講演概要]
本講演では、大都市避難シミュレーション、巨大災害時疎開シミュレーションなどの研究事例を紹介しつつ、都市空間の安全・安心を実現するうえでシミュレーション技術がどのように使われているか、そしてこれからどのように利活用されるべきかの展望を紹介する。
廣井 悠 氏
東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 准教授。
平成28年度東京大学卓越研究員、JSTさきがけ研究員などを兼任。
専門は都市防災、都市計画、防災学。
廣井 悠 氏のページ
招待講演2:フェイクニュース現象と社会シミュレーション
[講演概要]
フェイクニュース現象は、情報の生産者と消費者が様々な利害関係の中でつながりあった情報生態系で生じる複雑な現象であり、民主主義を揺るがす深刻な社会問題である。
本発表では、フェイクニュースの温床となるエコーチェンバーが発生する仕組みについて、社会シミュレーションを用いて検討する。さらに、情報技術によってエコーチェンバーを緩和する方法について議論する。
笹原 和俊 氏
名古屋大学 大学院情報学研究科 複雑系科学専攻 講師。
JSTさきがけ研究員、名古屋大学 大学院情報学研究科付属グローバルメディア研究センター 講師を兼任。
計算社会科学のアプローチでコミュニケーションの複雑系を研究。
笹原 和俊 氏のページ
連絡・問い合わせ先
株式会社構造計画研究所 第20回MASコンペティション事務局
TEL 03-5342-1273
e-mail: mascompetition20@kke.co.jp