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第18回MASコンペティション 結果発表

更新日:2018年3月30日
株式会社構造計画研究所

 

開催概要

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。おかげさまで第18回MASコンペティションは盛況の中、開催することができました。

今回のコンペティションでは、延べ60名を超える方々にご参加いただきまして、様々な分野から14件の研究発表がございました。厳正な審査の結果、下記の4組が入賞いたしました。また、特別講演や展示コーナー、懇親会を通じて活発な情報交換や議論が行われ、社会シミュレーションの可能性をより具体的にイメージし、今後の発展を促進する場となりました。ご参加いただきました全ての方に、厚く御礼申し上げます。

今後も、利用者間のコミュニケーションの機会を大切にし、

社会シミュレーションの普及を通じて賢慮に満ちた未来社会を創造してまいります。

 

審査結果

優秀賞 発表者
マルチエージェントシステムを用いた立地適正化計画の最適化手法 早稲田大学
内田 瑞生
バスの実運行情報と乗客数情報を活用した運行シミュレーションと可視化 名古屋大学大学院
新井 雄大
会場賞 発表者
いじめ抑制に有効な特殊エージェントの行動検証
―ロボットによるいじめ問題の解決を目指して―
愛知県立大学
五十嵐 響
特別賞 発表者
伝えて繋げる 高校生が伝える避難訓練の大切さ
~阪神・淡路大震災から東日本大震災そしてこれから~
兵庫県立芦屋高等学校
ボランティア部
(発表:漁島 大樹)

 ※優秀賞については発表順
 ※上記発表タイトルのリンクより、論文・モデルなどをダウンロードいただけます。
 ※優秀賞の方には研究奨励金10万円、会場賞・特別賞の方には研究奨励金5万円を贈与いたしました。

タイムテーブル

時間 発表タイトル 発表者
9:00~ 会場受付
9:30~ 開会の挨拶 構造計画研究所
服部正太
9:45~ エージェントシミュレーションによる感染症感染リスクの評価
-咳気流の数値解析と環境マイクロバイオーム解析の統合-
東京都市大学
本堂 雄也
10:05~ マルチエージェントシステムを用いた立地適正化計画の最適化手法 早稲田大学
内田 瑞生
10:25~ Hiding Handの原理に関する分析 -エージェント・ベース・シミュレーションを用いて- 東京大学
齋藤 遥希
10:45~ 雑踏事故とスペースデザインに関するシミュレーション
―2014年上海外灘を事例として―
名古屋工業大学大学院
劉 原原
11:05~ 休憩
11:20~ バスの実運行情報と乗客数情報を活用した運行シミュレーションと可視化 名古屋大学大学院
新井 雄大
11:40~ いじめ抑制に有効な特殊エージェントの行動検証
―ロボットによるいじめ問題の解決を目指して―
愛知県立大学
五十嵐 響
12:00~ 視界駆動型歩行者エージェントによる賑わい広場の研究プロジェクト 名古屋工業大学
木野 朋彦
12:20~ 昼食
13:00~ 講演①「MASコンペの軌跡とこれからの行方」 青山学院大学
山影 進 先生
13:30~ マルチエージェントシステムによる学校敷地内歩車混合交通のモデル化 秋田工業高等専門学校
新屋敷 学
13:50~ A型インフルエンザ流行をシミュレーションする 海上保安大学校
川口 慶悟
14:10~ 周回探索による避難誘導 崇城大学
尾崎 昭剛
14:30~ 休憩
14:45~ テーマパークの攻略法 ~USJのシミュレーション分析を通して~ 岡山理科大学
内藤 将大
15:05~ 学生寮の火災対処をシミュレーションする 海上保安大学校
佐藤 祐貴
15:25~ コミックマーケットにおける群集行動のMASによる分析 鳥取大学大学院
薬師寺 将光
15:45~ 伝えて繋げる 高校生が伝える避難訓練の大切さ
~阪神・淡路大震災から東日本大震災そしてこれから~
兵庫県立芦屋高等学校
ボランティア部
発表:漁島 大樹
16:05~ 会場投票&休憩
16:20~ 講演②「マルチエージェント・シミュレーションを用いたプログラミング教育に関する学習効果」 愛知県立衣台高等学校
井手 広康 先生
16:50~ 講演③ 「artisoc新機能のご紹介とCloudMASの展望」 構造計画研究所
小川 倫
17:10~ 移動
17:20~
結果発表&表彰式
 
17:40~
19:00
懇親会&モデル展示

会場の声

参加者

  • 「今回初めて参加しましたが、どの発表もレベルが高く、大変参考になりました。是非使ってみたいと思います」
  • 「MASは参加するまでほぼ知らなかったが、発表を見ると活用法が実際に見えてきて利便性を理解することができた」
  • 「発表させて頂いて、先生方から貴重なご意見をいただくことができました」

審査委員

  • 「面白い発表が多く、artisocの使い方も創意工夫されており印象深かった」
  • 「具体的な問題を正面から扱う研究や問題解決型の研究が多かった。皆さんどのようにすればより良い世の中になるのかをしっかりと考えられている」
  • 「例年、社会科学的なアプローチをとる発表が少ない中、今年は社会科学に真正面から取り組んだ発表が数件あり、刺激をいただいた」

コンペティション概要

日時・会場

  • 日時:2018年 3月9日(金) 9:30~19:00
  • 会場:株式会社構造計画研究所 本所新館
    東京メトロ 丸ノ内線 「新中野」駅 1番,2番出口より徒歩約1分

審査委員長

  • 山影 進氏(青山学院大学 教授)

審査委員(五十音順)

  • 秋山 英三氏(筑波大学 教授)
  • 和泉 潔氏(東京大学大学院 教授)
  • 兼田 敏之氏(名古屋工業大学大学院 教授)
  • 生天目 章氏(防衛大学校 名誉教授)
  • 水野 誠氏(明治大学 教授)

連絡・問い合わせ先

株式会社構造計画研究所 第18回MASコンペティション事務局
TEL 03-5342-1025 / FAX 03-5342-1056
e-mail mascompetition18[at]kke.co.jp [at]→@